2008年3月7日、株式会社Maple Audio Technologyは株式会社日立コミュニケーションテクノロジー社(以下、日立COM社)と日立COM社所有特許技術(ISDNバルク接続に関する)使用に関するライセンス契約を締結いたしました。同特許技術は、日立COM社(および旧日立テレコムテクノロジー社)製造のNB-128A、NB-384AおよびNB-64MDⅡ/Ⅲ型のターミナルアダプタに実装され、基本インターフェースISDN回線中の独立したBチャネルを束ねて(バルク)1つの論理通信チャネルを構成するものです。
弊社が同特許技術をAVTコーデックに実装することにより、AVTコーデックのユーザーは外部ターミナルアダプタを使用することなく、日立COM社製造のターミナルアダプタと接続された音声コーデックと音声通信互換(*1)を得ることができます。
この同特許技術のライセンス契約は、株式会社Maple Audio Technologyが初めて日立COM社と締結し、2008年3月7日時点において 弊社が唯一の正規ライセンスホルダーとなります。また、弊社よりAVTコーデック+日立TA互換オプションをご購入されたお客様は、同ライセンスの正規ユーザーとなります。
このライセンス契約を皮切りに、弊社ではAVT社とともに、国内で需要のある音声コーディングアルゴリズムの実装を進めて参ります。本年7月を目処に、国内AMラジオ局で数多く使用されるコーディングアルゴリズムへの対応も行い、AT-220SRコーデックなどとの互換性の開発も進めていく予定となっております。
(*1)このバルク通信方式互換性は、日立コミュニケーションテクノロジー社とのライセンス契約のもとで、株式会社Maple Audio TechnologyがAVTコーデック製品へ提供しサポートを提供するもので、日立コミュニケーションテクノロジー社は同機能および接続互換性について保証いたしません。
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